ソ連のかわいこちゃん

 いつも歌詞でぐっときた曲のメモばかり作ってるのだけど、ちょっと音楽だけで好きな曲のメモを作ってみようかと思った。
 
 ロシアの脱力系テクノポップのメッサーファーフラウミューラー。この人たちの曲はいつもゆるくていい。
 

 
 他にも好きな洋楽ってことでポリフォニックスプリーの Hold me now(http://www.youtube.com/watch?v=--rWZTfWRkE)も候補にあったのだが、あの曲はあまりに感動的すぎて、短いうごメモにするのは耐えられないと思ったのでやめた。
 
 このメモのテーマは見てのとおりのレトロ感。60年代ファッションな感じのナウいメモにしてみようとがんばった。それなりに雰囲気は出てるよね。
 うごメモをやるときの自分的な目標として、なるべく今まで自分がやってない作風のメモを目指すというのがある。理想は自分以外もやってないような、まったく新しいメモにしたいのだが、まあそんなのはあくまで理想でしかないわ…。
 レトロでおしゃれっぽいメモはまだ自分ではやってなかったので、第一目標は達成。レトロおしゃれメモは楽しかったのでまた作りたい。ああ矛盾。
 
 次も音楽メモを予定。次は最愛のアーティストの曲を。

エイプリルフーリガン

 なんかよく考えたらいつも嘘ばっかりなので、あまり代わり映えしませんでした。

 pixivでエイプリルフール関連の企画を立ち上げたら、1日で180人くらい参加者がありました。まあ普段から嘘ばっかりやってる中野ですから。面目躍如といったところですね。

 うごメモでの嘘は、ちょっと前に作った「壁ギリギリで止めろ!」をうそメモチャンネルに投稿しただけでした。

歌のメモ

 歌を録音したメモを作った。
 
 著作権的には完全にクロ。まあ著作権親告罪なので、権利者が訴えない限り問題にはならないのだが。使った曲はどちらも、レコードを発売した会社がもう無かったり、アーティストは違う会社に移ったけど新しくCDなど出る可能性のなさそうなものだが。
 
 

 
 三上寛の「夢は夜ひらく」からの一部。三上寛はぜんぜん知られていない人だけど、ものすごい歌手だ。演歌ならぬ怨歌の歌い手だ。
 
八百屋の裏で泣いていた 子供背負った泥棒よ
キャベツ一つを盗むのに 涙はいらないぜ
 
 たった二行とは思えないほどの、この歌詞の重みはどうだ。
 メモでは、最後に警察官を登場させている。これは子供の目に触れるうごメモの性質を考えて、盗めば逮捕されるという図式を重視しただけだが、個人的にはこの歌の泥棒は逮捕されないものだと思っている。
 逮捕されて泣いたわけではなく、盗んだことで泣いているのが、この歌なんだと中野は感じたのだ。生きるため、そして子供を生きさせるためにキャベツを盗まざるを得なかった泥棒。そんな絵が頭に浮かぶのだ。
 命に比べればキャベツ一つを盗む罪など、泣くには値しないことだぞ。仕方なく盗むしかなかったのだから。と歌っているのだ。涙はいらないぜ。
 ああ、激しくて優しい歌だ。
 
 

 
 たまの「牛乳」から。前半1分30秒ほどかな。周波数を倍にしてBPMと音の高さを上げて6速で録音、それを5速に落としてメモにしてある。
 
昨日牛乳を飲みすぎたので牛が見ていたはずの夢を見て起きると
僕のおなかの上で死んだまんま眠ってる猫
君にあげないばち当たって 君を死なせたばち当たって
僕のおなかが鳴ってる ゴロゴロゴロゴロ泣いてるよ
君がおとなしく 目を閉じて丸くなっている
僕はその隣で おいしそうに牛乳飲んでいる
何にもしてあげない僕と 何にも欲しがらない君は
生きている人と 死んだふりした猫だよ
 
生まれて初めて 君が火だるまになってる
火事場の馬鹿力で 生き返らないかと思う
一人になっちゃった僕らの 夕食の時間だよ 
だけどいくら台所探しても どこにも何にも見つからない

 最後の4行はメモに入りきらなかった部分。ああ、ここまでメモにしたかった。
 見てのとおり、ペットロスの歌だ。猫が死んでしまい、自分を責め、生きる気力を失い、食事も喉を通らなくなる、そんな悲しさの歌だ。

 通報されたら仕方ないけど、通報する者はその前に、歌詞の意味を見て欲しい。通報も止むなしと思ってでもこのメモを作った意味も見て欲しい。

4月3日全員メガネ大出演

 中野の主宰しているダンス風チーム全員メガネが、ダンスの大きなイベントに出演するようです。なんでダンスのイベントに?と言おうと思ったけど、いつもダンスのイベントに出てるよね。
 
 イベントは前にも2度出演させていただいている、RUN UP!というイベント。なにやら今回は拡大版とのことで、出演者も前より豪華になり、ステージも広くなり、もうっ本当にうちが出ていいのかって感じのイベントになってます。
 ちなみに、このイベントに過去2回出演させてもらった時の動画はこちら。そう、基本はいつものネタの使いまわし。いや、経験に裏付けられた研ぎ澄まされたネタの数々です。今回も!
 

 

 
 で、ぜひともみんなにも見ていて欲しいのがこの動画、このイベントの主催者さんのチームの動画。Repoll:FX様の動画です。ちょっと画質は悪いけど、youtubeにあった奴なので我慢して。というか生で見にきて。
 なんかものすごくでっかいダンスの大会で2位とかになってる凄い人。生で見たけど、ダンスのことよくわからない中野も大興奮だった。これはヤバイ。
 

 
 さらには黄帝心仙人というものすごい人が出演。どれくらい凄いのかというと、中野でも名前を知ってたってくらい凄い人。これはもう、80歳のおじいちゃんでもキムタクの名前は知ってるってのと同じくらいの凄さ。いや、それ以上かも。
 

 
 この動画の赤い人。見てのとおり全体的に人の動きをしていない。こんな人の前で全員メガネとかやったら、神通力で脳を握りつぶされたりしそう!怖い!でも…感じちゃう…ッ!
 
 というようなイベントに、皆さんぜひ来てください。場所は東大和市とちょっと遠いけど、小旅行気分でのんびりと来てくれたらいいよ!美味しい蕎麦屋さんもあるよ!
 チケットは前売り券が1000円で、先着150人のS席1500円もあるとか。正直言って出演者の豪華さと内容に比較してあまりにも安すぎるとしか言いようが無い…!
 当日券の値段は知らないけど、多分これより高いので中野に連絡して前売り券で入ってください。 メールはpisiinu◎gmail.comか、携帯ならsimple2000ドコモです。
 
 見てのとおりのアウェイ感に心底恐怖しまくってます。中野の恐怖と不安をどうにかするために、来てくれませんか…。せめて客席に何人も味方がいてくれないと…僕…泣いちゃう…。お願いします…。
 
 長いけど、以下に出演順とか。
 
 
出演順(仮)
 
15時〜一部
 
・HOROYOI
・bis!
・JamiJami
・L3 vigoes
・RONDO SCHOOL MAX
・J&D
・M−FAMiLY
・アルカリ天然水
・Baby‐pink
・PISTA☆CHIO→
・g-soul
・ACTY’s kids・RAMUNE
・KashuNut’s
・High ChiiZ"
AIR SPLASHER
・milk tea☆・Fablous Star
・55
・PESCE〜ペッセ
 
17時〜 二部
 
・suNbeam
・Make‐up
・Ant☆Bell
・wimes・ダンザライン
・Be:at Crew
・RK5
・tact logic
HIPHOP_URCHINS
・9.2.TOUCH
Jeugia Jr.
・FUNNY Qool'z
・有頂天ごりら♪
・2010林田の乱
・[   ]
・R.K.E.G
・Bis.・JIMEREN_CREW
・GESTAR crew・HYBRID
・リトル☆スター
 
19時〜 三部
 
・Bun★buN
・pop peace
・Anon・Straight Tea
・天文部
・peat/coal
・DANCE HOLIC
・cutie boogie motion
・KING HILL
・K.E.N-DIGIT
・全員メガネ    ← ココ!
・gettho queen
・Fuzzy Fresh☆
・渋谷リバース
・JIMEREN女子部
・GOLD LICEN$E
・B.J-JOKER
・鏡花水月
・Repoll:FX
黄帝心仙人
・Rm Sister
 
 …なんか三部とかいって、凄い人がいっぱいのワクに入ってる…。本当に大丈夫なの?主催者さん、うちだよ?全員メガネだよ?

ネット上での出し物のあり方雑感

 あまりネットに強くない知人が、ネット上でバラエティ番組的なものを配信したいと中野に相談してきた。劇団などをやっている人間だ。
 そこで中野は、ネットはプルメディアでありプッシュメディアのやり方を当てはめてもうまくいくわけがないと説明した。あと、拘束力が働かないことも。
 プルメディアとは、見たいと思った情報をユーザーが引っ張らないといけないメディアの意味。ユビキタスに情報が存在してそれらに任意でアクセスする。
 プッシュメディアとは、放送局側から押し付けるように見せることが可能なメディア。ユーザーにはチャンネルと言う選択肢はあるものの、自分で見たい情報を選ばなくとも情報が常に流される。
 この二つの差はかなり大きいとおもう。一番の違いは、ユーザーが受動的に情報を得るか能動的に情報を受けるか。youtubeだニコニコだとネット上のコンテンツが映像化していってテレビに近づいているように錯覚するが、ネットはテレビの真似をやっても駄目だし、テレビはネットの真似をやっても駄目だし。
 youtubeでもニコニコでも、アクセスを集めるものはプルメディアならではのものが多い。見ようと思い立った瞬間にアクセスして、30秒くらいでひと笑いして終わるもの。あるいはプッシュメディアの不便さで見逃してしまった番組のワンシーンなどか。
 あと、ネットラジオや作業用音楽のような、別窓で流しっぱなしにしつつ別作業ができる、情報を得るのに気負いしないもの。
 バラエティ番組というのは、プッシュメディアによる試行錯誤の結果の完成品で、これをプルメディアでやるのは厳しすぎる。やるなら各コーナーなどをそれぞれ別ファイルに存在させるのがいいだろう、ということを話し合った。
 
 このことはうごメモにも当てはまると思う。何らかの予備知識が必要なメモも面白いし好きだけど、じわりじわりと情報が増えるにしたがって、新規参入できない世界になる。それはつまらないしそれは怖い。
 中野はそういうものも作るが、はじめて見た人が何も考えずに見ても作品の全容がわかるものを作りたい。一瞬で浪費できるものを作りたい。無駄遣いされるものを垂れ流し、その瞬間だけの刹那的な楽しさになって、心に何も残さないものを産んでいたい。
 泣けるもの、考えさせるもの、かっこいいもの、ためになるもの、そんなのも作りたいけど、それだけになっちゃ駄目だ。そんな後天的な感情を握るようなものだけでなく、脳の真中のほうのワニの部分を触れに行くような、その程度のものがいい。
 エンターテイメントと芸術は、経済性に対して垂直になっているぐらいで丁度いい。
 自分の作るものはまだそこで徹底できていない。そこを徹底すればプロなんだが、どうせアマだし作品とはこうあるべきという思想から外れたものもポコンポコンとこぼしててもいい。お金が関わる時にはじめて、思想と求められるものとの天秤に向き合えば良いのだ。
 
 面白さとは千差万別で、やりたいようにやるのが一番。だけど、その「やりたいように」の「やりたい」部分が自分にはなんなのか、そこはしっかりと意識していないと、面白さの軸が折れる。自戒のために、このことは忘れないようにしないと。
 
 真面目なことは簡単に。簡単なことは深く。深いことは面白く。面白いことは真面目に。そして作るときは難しく見せるときには簡単に。
 
 それがキモだわ。ここまでくるとネット上での、って言わずに全てにおいてのキモだな。