垣根

 …こんなにも大人と子供の垣根がない時代って過去になかったと思う。少なくとも中野が生きてるうちにはなかった。インターネットがあって、大人として振舞えるなら10歳でも大人扱いだし、大人として振舞えないなら40歳でもガキだ。インターネットだけが理由ではないだろうが、かなり大きな部分はそこだろう。
 中野は子供と大人は一緒に扱える社会になればいいと思ってる。子供が悪さしたら大人と同じように罰せりゃいいんだよ。小学生でも死刑があっていい。死刑制度の是非の話ではなくね。
 でも今実際には大人と子供は同じに扱えない。垣根が低すぎて逆に見えてないガキが多いけど。ここでいうガキは実年齢と関係ない。
 ここまで子供に権利がある時代は過去にあったのだろうか。その辺は詳しくないのでわからんが、中野の子供のころはほぼ物として扱われた。中野がやや特殊なケースだが、今の子供のように、良いことも悪いことも豊かに与えられている環境はうらやましい。いや、悪いことは与えられていないかもしれないな。悪いことに対する抵抗力がないまま育つわけだ。逆の意味でかわいそうだとも言える。
 そこまで与えられていて、まだ求める子供の貪欲さには驚く。求めることそのものが罪のように育てられ、何かを欲しがるだけで怒られた、そんな子供だったので、理解もできん。いや、理解はできるが共感がない。
 自分は30過ぎてもガキだと自覚があるからこそ言うが、結局世界は大人のものだ。大人として落第の中野はよそ者として社会に生きてる。だから、落第するまえの子供はまっとうに子供を果たせよ。
 まあこんな、大人らしくない大人がいるから余計に子供が勘違いするんだけど。中野みたいなのの責任だなすみません。
 
 
 だから!
 
 
 おっぱ(ry