中野チャレンジ!

 というタイトルにしておきつつ、今日は緩歩動物の話でもしようか。具体的に言えばクマムシな。特にトゲクマムシは装甲がかっこいいし8本足で歩く姿はノソノソしてて可愛いし最高だ。
 
 可愛いだけではなく、クマムシはクリプトビオシスって言う仮死状態を駆使して、何年でも生きる。生きるというかハイレベル死んだふりで、苛酷な環境を乗り越える。具体的に言えば、宇宙に放り出しても、快適な環境に戻してやったら普通に活動を始めたくらい。すげえ!
 クリプトビオシスは、一日くらいかけてゆっくりと乾燥させてやったら発動する。クマムシなら誰でも。この乾燥で発動するクリプトビオシスをアンハイドロビオシスって言う。ビオシスは生命活動って意味。クリプトは隠されたって意味だったかな?スーパーマンの出身星がクリプトン星でクリプトナイトを使うとスーパーマンの力が隠されるんだよな。
 乾燥以外の悪条件でも、凍ったり空気がなかったり塩漬けにされたり放射能が濃くなったりしたらクリプトビオシスに突入するらしい。すげえぜクマムシ。かっこよすぎるぜ。無敵じゃないか。
 何年でもって言ったけど、実は最長何年くらいこのままでいられるかわかってないくらいすげえ。記録では最長120年だったかな。とにかくすげえ。
 

 
 どうよこのかっこよさとかわいらしさが同居したフォルム。攻殻機動隊に多脚戦車として出てきてもいい。figmaリボルテックで発売されたら買うね。超合金なら1万円くらい出していい。あ、アノマロカリスなら3万まで出す。
 この外見で、のっそりのっそりと歩くんだよ。どんだけ可愛いんだお前は!ああもう、これで大きさが50センチくらいだったら絶対飼うね。たぶんちょっとくらい飼育が下手でも死なないし。
 ただ残念なことに大きさは2ミリないくらい。なんて残念な。そこだけがネックだ。しかし可愛いことに変わりはない。なでなでできないのが悔しい!
 昔はクマムシゲノム解析とかクリプトビオシスの研究って進んでなかったんだけど、宇宙でも生きてたりするあたりでちょっと注目され始めたみたい。まあ小さすぎるので研究が進んでないみたいだけど。クリプトビオシスを人工的に再現できたら、コールドスリープとか移植用臓器の保存とか、食材の保存にもかなり有効なはず。がんばれ研究者!がんばれクマムシ!好きだ!!
 
 もうここを、生物偏愛ブログにしちゃおうかな…。