かっこいいバトルアクションメモに挑戦

 そして断念。

 やっぱり無理だ…。枚数減らして紙芝居にして、いつもどおりの動かないメモでアクションをやるというところまで妥協したのだが…。

 やっぱり、暴力をかっこよく描くというのは、精神的に苦痛が大きすぎる。

 幼いころより、暴力と自分とのあり方は常に「自分が暴力の被害者」であった。たとえ絵空事であっても、暴力が登場する場において私は思考力を失う。そんな暴力をかっこよく描くというのは、無理だ。暴力をかっこよく描くというのは暴力礼賛だ。
 まさかうごメモをやってて嘔吐寸前までメンタルにダメージを食らうとは思ってなかった。私は弱すぎる。そして私は駄目すぎる。つい5日ほどまえに33になったというのに、33年間も時間をかけて何も乗り越えていない。

 ある程度面白く描くことは何とか可能だ。前にも描いたような。それも暴力と自分との関係は一貫して「自分が暴力の被害者」のままだが。それ以外は頭に浮かびもしない。

 バトルアクションのかっこいいメモを描ける人たちは本当にすごい。技術もすばらしいし、おそらくは精神力も私には想像もできないほど強いのだろう。尊敬なんて軽い言葉では表現できないな。畏敬か。